闇と瓦礫を掻き分けて 私は君に辿り着いたんだ サンキャッチーの光が部屋中を自由に揺らめく穏やかな昼下がり、鼓膜には私が昔から愛してやまない音楽が君のコンポから届き続けていた。同じ部屋の中、眠たげにしている君は光に包まれていた。君は光やその揺…
全てから逃げて1番どうしようもなかった時、私は横浜のビジネスホテルに4泊泊まっていた。今でもあの時泊まった部屋に戻りたくなる時がある。馴染みのないシースの匂いと擦れる音だけがあの時の私を知っている。歩いてすぐの喫茶店で飲んだロイヤルミルクテ…
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